ドライビング班
2021年度は、主にドライビングシミュレータを用いた研究を行いました。春学期では、運転感覚の熟達化に必要な要素の抽出を行い、秋学期では共同研究を行いました。
春学期実験では、被験者にドライビングシミュレータで指定の駐車場に駐車させ、その後半構造化インタビューを行い、プロトコル分析を行いました。発話データを基に「知覚」、「体感」、「概念」、「物理」の4つの行動カテゴリーに分類した結果、どの場面においても「知覚」の割合が約半数を占め、「体感」、「概念」の合計割合が4割と知覚の次に重要であることが判明しました。
また、視点変化の回数が多いほど目標からの誤差が小さいことが明確となりました。